ゲーム業界就職の履歴書作成ガイド 【テンプレート有】


2022年11月29日

「履歴書」は就職活動する際に必ず必要となるものです。とはいえ、ゲーム業界はほかの業界より自由なイメージがあるので、「無難に書くより個性を重視すべき?」という疑問を持つ人も少なくないでしょう。そこでこのコラムでは、ゲーム業界向けの履歴書の書き方を具体的に解説していきます。

 

ゲーム業界就職の為の履歴書作成のポイントとは?

この項目では、まず履歴書の目的や意義、書き方などについて解説します。

 

履歴書の目的・意義

履歴書は企業に対して、自分の情報を伝えることを目的としています。記入する情報を大別すると、名前や住所、連絡先や年齢など管理上必要な情報のほかに、学歴や職歴、取得資格や特技、志望動機など企業に貢献する人物かどうかの情報に分かれます。

 

つまり履歴書は、会社に「私を採用するとメリットがあります」と伝えるための大切な書類なのです。

 

作成は手書き・PC作成のどっちが良い?

結論から言えば、どちらが優位かを一概に言うことはできません。その理由は、「採用担当者の価値観」に左右されることだからです。

 

メリット・デメリットを上げるとすれば、手書きは個性が出る点、熱意が伝わりやすい点などで採用担当者の記憶に残りやすい利点があります。しかし、作製に時間がかかりますし、失敗すると書き直す必要もあります。また、ゲーム業界は多様性に寛容な傾向にあるため、手書きが絶対的なアドバンテージになるケースは他の業界に比べると少ない傾向にあるでしょう。

 

一方、PC作成なら個性は出にくいですが、作成時間は短くできます。また、文字間隔がそろうので読みやすく、データを何度も流用できるなどの特徴があります。

 

上記のようにそれぞれ利点があるので、どちらが自分の良さを伝えられるかを考えて選択してください。例えば、ペン習字に自信があるなら、好印象を得るために手書きを選ぶ、といった具合です。

 

【ゲーム業界就職を検討の方必見】無料テンプレートのご紹介!※ダウンロード可能

この項目では、ゲーム業界への就職を目指す人に向けた履歴書を掲載します。無料でダウンロードできますので、ぜひご利用ください。
 

履歴書 - テンプレートをダウンロード(Word)

 

ゲーム業界就職の為の、履歴書項目ごと解説

ここからは、履歴書の記入項目について、それぞれの注意点を具体的に解説します。

 

日付

提出日、またはその前日の日付を記入しましょう。西暦で書くか元号で書くかは履歴書全体で統一しましょう。

 

写真

紙の履歴書の場合、写真サイズは縦3.6~4cm、横2.4~3cmです。3ヶ月以内に撮ったものを、剥がれないように張り付けましょう。

 

服装については「ゲーム業界ならカジュアルで良いのでは?」と思うかもしれませんが、襟のついたシャツなど、ビジネス向きのものをおすすめします。カラー、正面からの撮影、本人のみ、胸より上、自撮りは不可などの条件も守りましょう。

 

氏名/生年月日・年齢/住所

姓と名の間にスペースを入れること、フリガナを入れることなどを注意してください。

 

「日付」の時点の年齢を記入しましょう。住所は都道府県から書き、マンション名なども省略せずに記入しましょう。

 

電話番号

自宅に固定電話が無い場合、携帯電話の番号だけでかまいません。

 

メールアドレス

個人用のアドレスを使用し、応募の時点で所属している会社のアドレスは避けましょう。

 

学歴・職歴

学歴は高校や専門学校以降を記入してください。学校名や所属した企業の名称は省略せず、学部や学科、所属部署なども記入しましょう。専攻や研究テーマ、担当業務などで有利な情報があれば記入しておきましょう。

 

免許・資格

取得年は西暦か元号か、履歴書全体で統一するよう注意しましょう。免許や資格は略称ではなく、正式名称を記入してください。

 

その他特記すべき事項/使用可能ソフトなど

クリエイターであればスキルや経験値は大きな要素ですから、ソフトの使用歴やどの程度使えるかを書いておくとアピールポイントになります。別途提出するポートフォリオと矛盾しないように記入しましょう。

 

現在年収/扶養家族/配偶者の有無と扶養義務

転職の場合は現職の総支給額を記入してください。また配偶者や扶養家族の情報は漏らさず書いておきましょう。

 

特技・趣味など

業務に関係する特技があれば、アピールできるように具体的に記入しましょう。

 

趣味が選考を左右することは少ないですが、具体的に書くことで採用担当者の記憶に残ることはあります。例えば、「読書」、「映画鑑賞」などぼんやり書くより、好きなジャンルや作家を書くことをおすすめします。

 

自己PR

自己PRは、経験やスキル、個性などを活かして入社後何をしたいかを主張する項目です。例えば計画性をアピールするのであれば、過去経験を交えて具体的に書きつつ、長すぎないように注意しましょう。細かい点は面接で捕捉するつもりでも良いでしょう。

 

ゲーム業界で就活をする際の志望動機について詳しく書いた記事がありますので、以下もご参照ください。

採用担当者に刺さる!ゲーム業界への志望動機作成ポイントと作成例をご紹介!| ゲーム業界の求人・転職ならG-JOBエージェント (game-matching.jp)

 

本人希望記入欄

勤務地などに希望がある場合は理由と共に簡潔に書いておきましょう。ない場合も空欄ではなく「特になし」と書いておきましょう。

 

コラム:履歴書の趣味欄に「ゲーム」と書くことは問題ない?

「趣味」の欄に「ゲーム」と書くかどうか迷う人もいると思いますが、実際に趣味であれば書くことに問題ありません。好むジャンルを書くことや、eスポーツなどの実績があれば書いておくのも良いでしょう。

 

ただし、実際にはあまりプレイしていないのに相手企業のタイトルを書くことは好ましくありません。面接中にあまりプレイしていないことがバレると、むしろ軽薄な人と思われるだけです。

 

まとめ

ゲーム業界で就職・転職活動をする際の履歴書の書き方についてまとめました。ダウンロードしてそのまま使えるテンプレートも紹介しているので、ぜひ活用してください。

 

ゲーム業界はほかの業界より自由度が高く、カジュアルなイメージがあると思いますが、履歴書で砕けた書き方をするのは好ましくありません。一方、スキルが重視される業界ではあるので、経験値や使えるソフトウェアなどは具体的に記入しましょう。

 

また、誤字脱字や不整合が無いように書くことはどの業界でも変わりません。履歴書は就活を左右するものですから、時間が許す限りチェックし、丁寧に書くことを心がけましょう。

 

ゲーム業界経験者が転職するなら

G-JOBエージェントでは、ゲーム業界に特化した転職エージェントサービスを提供しています。

ゲーム業界に精通したコンサルタントが、非公開求人を含む3,400件以上の求人の中から、あなたの希望や適正にあった最適な求人をご紹介します。

あなたの転職活動を成功に導くためにサポートいたしますのでお気軽に登録してください!

G-JOBエージェントの求人は、約70%が非公開求人
  • サイト上に掲載されている求人は全体の約30%です。
  • 無料転職サポートにお申込みいただくと、非公開求人を含めてエージェントがあなたの希望に合った求人を探します。