【必見】ゲーム業界志望者の不合格理由一覧!合格に欠かせない3つのポイントも紹介


2023年10月2日

このコラムでは、ゲーム業界の採用選考フローや不合格になりがちな理由など、就職・転職活動を有利に進めるための情報を多数記載します。

 

「ゲーム業界への就職・転職活動をしているが、どうしても内定が取れない!」「どうしたら合格できるのだろう?」「これからゲーム業界への転職を目指すが、合格できるか不安でならない」という人に役立つ情報が満載です。ぜひこのコラムを最後まで読んで、ゲーム業界で内定を勝ち取るための参考にしてください。

 

ゲーム業界の選考フロー

ゲーム業界で内定を勝ち取るには、まずゲーム会社がどのような選考フローを持っているかを知ることが重要です。採用選考のフローは会社によって異なる点はありますが、一般的な工程を以下に記載します。

 

〇書類による選考

 ・エントリーシート選考

 ・ポートフォリオなどの作品選考

〇適性検査の結果選考

〇実技テストの結果選考

〇面接による選考

※面接の形態は、グループ面接や現場面接、役員面接など会社の方針や段階によって使い分けられます。

 

ゲーム業界の代表的な不合格理由

ここからは、ゲーム会社の採用担当者が、応募者に対してどのようなポイントで不合格を決定するかをくわしく記載します。

 

基礎能力・スキル不足

ゲーム会社は、エントリーシートやポートフォリオなどの事前提出物のほか、実技テストなどの結果を見て、基礎的な能力や自社で働くためのスキルが足りているかどうかを判断します。

 

例えばエントリーシートで必ず確認されるのは以下の点です。

・自社が求める経験や知識、スキルを持っているか

・必要な内容を伝えられる文章力があるか

・失礼にあたらない言葉遣いができているか

・誤字脱字を正す注意力があるか

・矛盾がないように内容をまとめられる論理性があるか

 

特に専門職や技術職の募集であれば、知識や経験、スキルの有無は比重が高い選考項目です。就職や転職に際して、実技テストがある企業の場合、テストの概要を募集要項などで上げていることも少なくありません。そのため、まず採用情報などはしっかりチェックしましょう。

 

例えば、ツールを使った実技テストがある場合は、その企業が採用しているツールを使いこなしておくことが欠かせません。一方、知識型の試験があるようなら、その会社の傾向や自分が希望する職種に要求される基礎知識を事前に整理しておくべきでしょう。

 

さらに、ポートフォリオやシナリオの作品を提出する場合は、企業が求めるレベルに達していなければ不採用となるでしょう。

 

とにかくエントリーに際して確実に言えるのは、提出物に誤字脱字がないことや、社会人として不適切な書き方をしないこと、持っている経験やスキルを過不足なく書くことなど、最低限クリアすべき内容があるということです。

 

「ひとつの誤字くらいで不採用にはならないだろう」と思う人もいるかもしれませんが、それは採用担当者の傾向や誤字の程度に依存します。そして、応募する側には、採用担当者の傾向を知る手段はありません。そのため、「わずかなミスでも不合格になるかもしれない」という緊張感をもって、応募書類には何度も目を通すことをおすすめします。

 

応募書類のチェックにかかる時間はわずかですが、就職や転職は人生を左右します。そのため、どれだけチェックをしてもやりすぎと言うことはありません。

 

会社のビジョンとのミスマッチ

企業は、学校で専門的に学んだ内容や、本人の知識や経験、志望動機などを見て、自社のビジョンとマッチするかどうかをチェックします。

 

例えば、プログラミングを学んだ人がエンジニアになりたいというのはプラス材料ですが、キャラクターデザインを得意とする人が、「経験はないがプログラマーを目指したい」、と志望した場合、プラス材料にはならないでしょう。

 

仮に経験や専門性と異なる職種を希望する場合、エントリーシートを見た人を納得させるだけの理由や努力、成果などがなければ、「冷静な自己分析ができない無謀な人」と評価され、不合格となるでしょう。

 

また、各企業は募集要項に「業務内容」や「求める人材」を記載していることが多いですが、その内容と全く共通項がない人の募集であれば、不合格とするのは必然的です。

 

さらに、多くのゲーム会社はホームページで経営者が持つビジョンを公開していますから、しっかり目を通して賛同できるかどうかを確認しておくようおすすめします。

 

志望動機が弱い

志望動機は「就職後に何をしたいのか」、「モチベーションはどの程度あるのか」といった点を表明する目的を持っています。そのため、志望動機が弱いことも不合格の要因になります。

 

ゲーム業界への就活で「ゲームが好きだから」というだけの志望動機はNGの代表例です。採用担当者が「単なる熱狂的ユーザー」、「ゲーム会社ならどこでも良いのでは?」と考えてしまうようでは合格できません。そのため、その会社でなければならないこと、その会社に入るからこそできることをしっかりアピールしましょう。

 

ゲーム会社の選考に合格するための3つのポイント

ここからは、ゲーム会社の選考で合格を勝ち取るためのポイントを、3つに絞って解説します。

 

魅力的なポートフォリオを作成

クリエイターとしてゲーム業界を目指す場合、ポートフォリオをどのように作成するかは非常に重要な要素です。企業にとって、「この人を採用したい!」と思わせるポートフォリオにはいくつかのポイントがあります。

 

まずポートフォリオは「画集」や「写真集」ではないことを踏まえて作ることが重要です。ポートフォリオには作品を掲載するとともに、自己紹介やプロフィール、製作スピードや作風の幅を含めたスキルの提示、集団制作であればどの部分を担当したか、などの記載が欠かせません。そのため、提示する作品にどの程度の時間がかかったかを記載することや、意識的に多様な作風に対応できることなどを盛り込むようおすすめします。

 

また、採用担当者は完成作品のクオリティだけでなく、成果にいたる過程を知りたいと思いますから、どのような意図で制作したのか、作品の狙いや課題解決の過程などを記載するのも良いでしょう。

 

他にも、使用しているツールを明記することが重要ですし、就職を希望する企業がそのツールを使っていればよりアピールになります。クリエイターの募集であれば、多くの場合募集要項に使用しているツールは記載されていますので、必ず確認してください。

 

さらに、ポートフォリオの良否を判断するのは人事職の人ではなくクリエイターであることを踏まえて、自己のこだわりや目標なども記載しておくとよいでしょう。ポートフォリオをチェックする側としては、同僚となるかどうかを判断するわけですから、こだわりのポイントに共感や納得感があればプラス評価を期待できます。

 

魅力的なポートフォリオを作るためのポイントをくわしく解説したコラムがありますので、ゲームクリエイターを目指す人はぜひ以下を参照してください。

→「【今日からできる】ゲーム会社への魅力的なポートフォリオ作成のポイントを徹底解説!」

 

企業研究・自己分析の実施

エントリーするにあたって、対象企業にどんな実績があるのか、どんな事業を展開していて、何を目指しているのかを知ることは必須です。

 

例えば、デベロッパーとして活動している会社でパブリッシャー的な仕事をしたいと主張したり、ソーシャルゲームに特化した会社でコンシューマーゲームの開発を希望したりすれば、不合格とされる可能性が極大です。

 

その会社の方向性や実績を理解せずに応募するのは失礼と思われても仕方ない行動ですから、過去実績や会社の方針などはしっかり把握してエントリーしましょう。

 

競争率が高く「狭き門」と言われるゲーム業界ですが、実は他の業種よりも就活対策がしやすい点があります。それは以下の3点です。

 

・ゲーム会社は他の業界に比べると商品の傾向が判別しやすいこと

・ホームページを個性的に作る傾向が強いので、その企業のカラーを理解しやすいこと

・経営者だけでなく、スタッフインタビューなどがネット上に多数あること

 

ゲーム会社はホームページで個性を主張する傾向が強いので、自社のカラーや社風を前面に出したものになりがちです。また、一般的な企業に比べると、開発実績の多くを公開していますし、ネット上には各ゲームの評価や開発スタッフのインタビュー記事が多数あります。ゲームのリリース時にはゲーム情報誌や情報サイトがインタビューを行うことが多いので、開発の背景や苦労の一端を知ることもできます。

 

このように情報が豊富にあるのは、ゲーム業界だからこそです。例えば家電や食品などでも大ヒット商品が生まれればその開発スタッフのインタビューが行われるかもしれません。しかし、従業員がわずか数十人の会社が新商品をリリースしただけで情報を掲載するのは、ゲーム業界ならではの特徴です。

 

つまりゲーム業界は企業研究がしやすいという大きなプラス要素を持っています。そのため、しっかり準備すれば、ほかの業種よりミスマッチを防ぎやすいのです。

 

企業研究をしっかり行うことと並行して進めるべきなのは自己分析です。自分自身のスキルや作風、ゲームに対する趣向などをしっかり確認して、そのゲーム会社で何年も働いていけるのか、その会社と自分がマッチするのかを判断しましょう。

 

仮に、その企業と自身の作風や目指す方向が合っていない場合、不合格になる可能性が高いですし、もし合格しても将来的に長く務めることは難しいかもしれません。例えば、実力はある程度あったとしても、作品やポートレートの内容が明らかに自社の方向とマッチしていない場合、採用担当者は不合格とする可能性があります。

 

「ある程度の実力があれば、書類選考を通過できるのでは?」と思う人もいるかもしれませんし、かなりの実力があれば、その可能性もあります。しかし、社風と大きなずれがあるのにエントリーしてくる人は、自己分析能力やメタ認知能力がないと判断され、マイナス評価を下されるかもしれません。

 

自己分析力やメタ認知能力は、自己を客観視する力です。この能力がないと、求められることができないだけでなく、周囲が要求しないことをして集団に迷惑をかけることもあります。「空気を読む」能力と似た面はありますが、周りに気を配って行動や発言を抑えるのではなく、自己のスキルを含めてその時できる最良、最善の判断ができる人こそ企業が求める人材です。

 

一方自己分析が下手な人は、自己評価と社会的評価がずれることも多く、さまざまな点でミスマッチを起こしがちです。企業としては「やっかいなトラブルメーカー」を抱えることは避けたいので、ミスマッチが激しい人は実力があっても避ける可能性があります。

 

これらを総合すると、企業研究と自己分析は、企業と個人の双方のメリットのために非常に重要です。就職や転職活動は大変ですから、「とにかくどこでも良いから内定を勝ち取りたい」と思うのも無理はないことですが、ミスマッチが起こらないようにしっかりと準備しましょう。

 

納得感の強い志望動機を作成

就職・転職活動において、志望動機が弱いと思われた場合や、不適切と判断された場合は非常に不利になります。志望動機で書くべき要素をまず列挙します。

 

・ゲーム業界を選んだ動機が明確なこと

・エントリーしたゲーム会社を選んだ動機が明確なこと

・エントリーした会社に入ったあと、貢献できる内容が明確なこと

 

志望動機に必要な要素は、大きくは上記の3点です。この3点はゲーム業界に限らず、志望動機を書くうえで多くの企業に共通することです。しかし、ゲーム業界の場合、相手の企業をしっかり研究しておくことで書きやすくなる面が複数あります。そのポイントを以下に列挙します。

 

・ゲーム会社は過去の開発実績を公開していることが多いので、「このゲームの開発に参加したい」というストーリーが作りやすい

・ゲーム作品はスタッフのロールや名前が明かされていることが基本なので、「目指す先輩像」を提示しやすい

・ゲームはそれぞれに個性があるので、その個性をしっかり抽出することで、その会社でなければならない理由を上げやすい

・ゲーム会社は採用情報などで求める人材やスキルを公開していることが多いので、入社後に貢献できるビジョンを描きやすい

 

上記の点は、ほかの業界ではなかなか得られない情報が多く、ゲーム業界だからこそ存在する志望動機攻略の大きなポイントです。ぜひその点を活かして、就職・転職活動を有利に進めてください。

 

とはいえ、過去作品とスタッフの名前だけを調べて、「御社の〇〇というゲームで感動したので、私もAさんのようなシナリオライターになりたい」といったストーリーだけでは希薄すぎます。上記の例であれば、例えばAさんのシナリオの特徴を上げて、それを見習いつつ努力してきた経過などを示すこと、そのうえでAさんから学びたいことなどが提示できればかなり説得力が上がります。

 

これはあくまでも一例ですが、その会社でなければならないことや、入社後に貢献できることが明瞭であることが、「採用担当者が合格を出したくなる志望動機」の必須要素です。

 

志望動機を書くうえで、注意すべきポイントや作成例をくわしく書いたコラムがあるので、志望動機を書く前に、ぜひ以下を参照してください。

「採用担当者に刺さる!ゲーム業界への志望動機作成ポイントと作成例をご紹介! | ゲーム業界の求人・転職ならG-JOBエージェント (game-matching.jp)」

 

まとめ

ゲーム業界に転職・就職するときに不合格にならないための情報やポイントをまとめました。ゲーム業界での転職・就職活動には、エントリーシートに誤字脱字がないことや志望動機を明確にすることなど、どの業種にも共通する点もありますが、業界特有の部分もあります。

 

例えば、ゲーム会社は一般企業に比べると個性的な主張をしていますし、過去に関わってきたゲームが公表されているので、社風もかなり明確です。そのため、しっかり情報収集すればエントリーした会社とのミスマッチを防ぎやすい傾向があります。これからゲーム業界を目指す人はぜひゲーム業界の特性を踏まえて、内定獲得を目指してください。

 

ゲーム業界への就職準備は、プロに相談することもおすすめ!

G-JOBエージェントはゲーム業界に特化して就職・転職のサポートを行っています。弊社は単に求人情報を提供するだけでなく、企業に提示する志望動機の内容などをそれぞれの方の状況を踏まえてアドバイスできますし、各企業の分析のサポートも可能です。ゲーム業界への転職・就職を目指すのであれば、ぜひG-JOBエージェントをご利用ください。

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